4年連続ミシュラン獲得、本格的モダンタイ料理がリーズナブルに味わえる「SAAWAAN (サワン)」

その他

SAAWAANとは

サワン(สวรรค์)とはタイ語で天国という意味です。リアルな天国は分かりませんが、店内のデザインやインテリアは日本昔ばなしとかで見たことのあるような誰が見ても感じることのできるような天国モチーフらしいデザインでかっこよく、おしゃれに統一されています。

縦に長い空間を贅沢に使ったスペースが心地良く、大きくいかつめのシャンデリアも不思議と全く気にならないです。

スワンプルーは穴場街

サワンのあるスワンプルーという通りは、屋台が立ち並ぶ地域や地元に馴染んだマーケットなどローカル感に富んだエリアです。一方、オシャレなカフェやバーが集中していたり、美味しいレストランも沢山あることから、密かに人気のエリアとなっています。今回ご紹介するサワンは異色を放った真っ黒な店構えで、その通りに立ち並んでいます。

直ぐ近くに最寄駅はないにしろ、BTSサラデーンやMRTルンピニーから15分強なので歩けなくない通りとなっています。(今回はサラデーンからバイタクに乗り、大渋滞のサトーン通りを突っ切り2,3分で着きました)

店内の様子

先程チラッとご紹介しましたが、店内奥の方へ進むと出来上がったお料理を並べられるオープンキッチン&バーカウンターがあります。

テーブルはいたってシンプル。

花花瓶ですら、並んで無いスタイルです。

あらかじめメニュー表が用意されてあったので見てみると、

1皿毎に使用される食材は地産地消のものが多く目に入る印象。今回はディナーコースで振る舞われる11品コース 2,490THB++(約11,070円)を堪能してきました。(ここに記載してないメニューも出てくるので合わせて11コースとなっています)

以前まであったティーペアリングは無くなり、新メニューとなった今回からはジュースペアリング 850THB++(約3,780円)が登場!ジュースペアリングもとても気になったのですが、今回はワインペアリング1,990THB++(約8,850円)にしました。

モダンタイ料理の数々

サワンで有名なシェフといえばタイ人のAOMさんですが、今回はNewシェフ・Eeathさんによるフルサービス。

まずコースには記載のないアミューズからやってきました。

チャコールパフの中にココナッツミルクベースのスパイシーなクリーム(右手側)

ロール状になった食材とガピ(タイ風味噌)が甘みとスパイシーさを奏でるタイらしい一品

綺麗にカットされたランブータンの中には、ジェリー状になったランブータンと下層に黒糖の深みのある甘さを感じるソースが入っていて、めちゃくちゃ好きなテイスト

お魚と、優しくクリーミーなクリームさ感じる贅沢な味わいのパフシュークリーム

ここからはメニューに記載されているものが続々と運ばれてきます。

Raw หอยนางรมดอง

フランスのウタビーチオイスターを使用したタイを代表するソムサー(オレンジみたいなやつ)ソースがけ

Fermented ไตปลาทรงเครื่อง

スパイシーなグリーンカレー(タイ人も辛いと思う方がいたほど)。麺(カノンジーン)にとても合うさっぱりとした味で、スラータニーの大きな川海老を使用。中に隠れている海老味噌がめちゃくちゃ濃厚で美味!

Boiled ต้มกระทิเนื้อเค็ม

具沢山スープのような新しい一品。温かいお皿に盛られた美しい牛肉を、注がれたスープで完全に崩して作るスタイルは、まるで化学のような面白さ。タイ人も大絶賛のスープ。

Miang ปูซ่อนกลิ่น

タイ料理の代表的アペタイザーのミヤン。サムットサコンから来た蟹と海鮮たっぷりを和え、3種の葉に包んで食べる贅沢過ぎるミヤン。

Charcoal แอ๊ปปลาดุกทะเล

酸味と甘みを感じるトマトソースに、柔らかく上手に仕上げられた香ばしいお魚をソテーしたお料理。チャコールの包み焼きは火加減の技術が難しいらしく、添えられているお野菜も少しピクルスのようなアクセントになっていて、一緒に食べると尚、美味しい。

Stir-Fried ผักเผ็ดหน่อเหรียงหมูป่า

お皿ではなく、バナナリーフに乗せて用意されるスパイシーに漬け込んだお肉。カリカリに焼いた豚と一緒に食べると相性の良い臭みの強い独特のお豆(これ何ていうお豆かな?)が癖になる料理。

お口直しの酸味と苦味を感じるお漬物のような美しい冷たいポーション

Curry แกงเขียวหวานเป็ด

表面をカリカリに焼いたアヒルのグリーンカレー。ピカピカに光ったぷりっとしたお米と、さらっとしたココナッツミルク風味たっぷりのグリーンカレーはちょっとスパイシー。付け合わせの漬物のようなお野菜もアクセントになってタイらしくて良いハーモニー。

お口直しパート2のグラニテ。上積みは酸味もある甘くないフルーツと混ざり、下層には甘いシロップの含まれるフルーツがあり、一緒に食べると懐かしいようなテイスト。

Dessert ขนมชั้น

美しいカノンチャーン。カノンチャーンとはタイ語で階段という意味。マンゴーとライムを混ぜたようなドットソースと、下層にお餅のようなテクスチャーのスイーツ・パンダンケーキと濃厚なココナッツアイス、サクサクのクッキーと胡麻のペーストを一口で食べる、高級感を感じるタイスイーツ。

ラストは美しいタイ菓子。

右上から時計回りで、

  • フレッシュポメロとサクサクのバターの効いたクッキー
  • もっちもちとしたみたらし団子のような風味で、懐かしいお菓子
  • ココナッツミルクと胡麻の香りがする温かいもちもちのバービン
  • ジューシーなライチ果汁とソフトクッキーの相性は不思議だけど相性良く、旬のライチのフレッシュさがたまらなく美味♡これが1番お気に入りです!

ペアリングのワインは白3種と赤3種、デザートワイン1種の合計7杯で頂きました。

サワンではお水にもとてもこだわりがあるそうで、テイストの強いお料理を食べた後に綺麗さっぱり口内を整えやすくするためのお水を選んでいるそう。1つで頂いた赤ワインもとてもタイプな味でした!

感想

久しぶりに高級で本格的なモダンタイ料理を食べたなと1品目から舌鼓を打ちました。見た目が美しいことはもちろん、1品1品がとても完成度が高く、運ばれてきたお料理を最後自分で混ぜたり、乗せたりする作業はまるでアクティビティのような楽しさがありました。あの有名なアジアベストレストランの常連店のようなワクワク感を感じました♡安価でも美味しいタイ料理が五万とあるタイで、その頂点となったモダンタイ料理をしっかりと感じることのできる非常にコスパの良いミシュランレストランだと思います。

SAAWAANの詳細

営業時間17:30-23:30 (Dinnerのみ)
電話+66 2 679 3775
住所39/19 Soi Suanplu, S Sathon Rd, Thung Maha Mek, Sathon, Bangkok 10120
行き方BTSサラデーンor MRTルンピニー駅より徒歩18分
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Mailcontact@saawaan.com
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