Khao San Sekとは
バンコクの旧市街方面に位置する流行りのスポット”ソンワート”で、ずっと行ってみたかったお店にようやく訪れることができました。
それがこちら、「Khao San Sek(カオサンセック)」

ミシュラン1つ星レストランとして知られるPotong(ポトン)のシェフ、Pam氏が手掛けるレストランです。
「タイの生物多様性と郷土料理を再解釈すること」をテーマに、タイ全国を巡って集めた食材に焦点を当て、米、ナンプラー、ココナッツシュガー、唐辛子、ココナッツなど、タイ料理を支える素材そのものの魅力を引き出しています。
高級店のような技術を感じながらも、価格帯は120バーツからと驚くほど親しみやすく、気軽に楽しめるのも魅力です。

オープンした当初からしばらくは予約が本当に取れなかったのですが、現在は落ち着いており数日前であれば予約が取れるようになっています。
タイ料理に欠かせないハーブ「カー(Galangal)」
Khao San Sekを語るうえで欠かせないのが「カー」。日本語ではガランガルというそうです。

私はタイに来て、このカーという存在に初めて出会いました。
日本ではあまり馴染みがないような気がしますが、これは南国をはじめとする暑い国に生息する生姜科の地下茎だそう。タイ料理では欠かせないハーブの一種です。

店内では5種類のカーを使い分けており、
- カーデーン(Red Galangal)
- カールアン(Yellow Galangal)
- カーカーウ(White Galangal)
- カーバー(Kha Ling)
- ノーカー(Wild Galangal)
など、それぞれのお料理で異なる香りや辛みを楽しむことができます。
同じカーでも品種によって個性はさまざまのようです。上品で繊細なものから、野性的で力強いものまであり、それらを料理ごとに使い分けることでタイ料理の奥深さを表現しています。

予約の注意点
オープン当初から予約困難店として話題になったKhao San Sekですが、現在は比較的予約しやすくなっていますが、人気店であることに変わりありません。
予約時にはいくつか注意点があります。
- 予約には1人200バーツのデポジットが必要
- キャンセル・ノーショー時の返金不可
- 48時間前までなら日程変更可能
- 人数追加は24時間前までに連絡
- 特別リクエストは確約不可
- ワイン持ち込み料は1本500バーツ
- 蒸留酒・リキュールの持ち込み不可
- 店でワインを1本購入すると、持ち込みワイン1本分のコルケージ料が無料になる
など細かく記されていますが、ワインの持ち込み500バーツは、現在のバンコクでは良心的なお値段です。
また、お店の向かいの寺院駐車場もあり(40バーツ/時間)車で利用する人にもありがたい立地です。

訪問予定が決まったら早めの予約がおすすめです。
ソンワートにあるレトロな一軒家レストラン
お店があるのは、近年バンコクで最も注目を集めるエリアのひとつ「ソンワート」

チャイナタウン近くの歴史ある街並みの中に佇む一軒家をリノベーションしたレストランです。私の記憶では、以前はお茶屋さんだったような、、?
建物は面白い形の5階建て。

ノスタルジックな雰囲気で、長いしたくなるような落ち着いた雰囲気です。




ミシュラン姉妹店と聞くと背筋が伸びる気持ちですが、肩肘張らずに楽しめる空気感で、友人同士の街散策でのお食事や日頃のデートにもぴったりなお店です。
実際に食べたおすすめメニュー
テーブルの上にはカトラリーの他に稲穂が添えられていました。

稲穂はアートの一環かと思ったのですが、タイの友達曰く
「サクライス」というもので、タイの魔法や詠唱で奉献された米のことだそう。一般的には、悪霊を追い払ったり、さまざまな場所に蒔いたり投げたりして守護のお守りとして使われるそうです。
お米にも重きをおいている様子が、この様子からも伺うことができました。
さて、最初に口にしたのはお店を象徴するカーを使ったモクテル

一見、よくあるソーダのような見た目ですが、香りも優しく爽やかでほのかな甘みが心地良いすっきりとした味わいのドリンクで美味しかったです。生姜とかよりもかなり優しい風味なので、万人が飲めると思うような味わい。
上にのった薄めのクッキーはサックサクで少し甘味があり、美味しいおやつ。
今でも忘れられないお料理がこちら

小さな薄いココットの中に、ナスとタイ風の味噌を混ぜた濃厚なディップと、仮装にあるもち米が合わさるファーストバイト。

かなり辛めでThe タイな味わいですが、旨味が凝縮されていて衝撃的な美味しさ!
個人的には今回のメニューの中で一番印象に残っているメニューです。おにぎりのような、どこか懐かしくも感じる味わい。
お次はこちら、青唐辛子に詰め物をした一品。

添えられたココナッツベースのゲーン(タイカレー)ソースと合わせると、一気にタイらしい味わいに。見た目より辛味も少なく、食べ応えがあります。
お次は8時間ローストした豚肉

まるでベーコンのような香りただよう、美しいミートプレート

8時間かけて焼き上げられているため、驚くほど柔らかくジューシー。付け合わせの野菜まで美味しいし、専用の柑橘香るスパイシーなソースがとても美味しかったです。

見た目から美味しそうな風味漂う、ベビーイカちゃん♡

濃厚な旨味が凝縮されていて、どこか佃煮を思わせるような味わい。歯応えめしっかりしていて、一緒に出てきたもち米と玄米が混ざり合うご飯との相性が抜群です。
このお米も本当にもちもちと粒だっている、タイのお米の概念を一変させる美味しさだったのですが、まさかの無料で提供されるものだったのです。
メニューにはRice of The Dayとあり、お値段のところにもフリーと書いてあるのです!この太っ腹さ、凄まじいですね。
次に紹介するメニューだけ、アラカルトでは頼めない「House Menu」というコースの中にあります。

スパイス感がしっかり感じられる辛めのマッサマンで、一般的なマッサマンより重たさが少なく、上に散らされた生っぽいアーモンドの食感もとても良いアクセントになっていて、先ほどのご飯との相性が抜群!
これまたメニューにはない、シェフのスペシャルメニューのカイジアオ。

日本でいう卵焼きですね。
写真ではすでに潰れてしまっていますが、醤油漬けの卵黄とガーリックソースが添えられ、揚げ焼きされたジューシーな卵との味わいが楽しめます。
これもタイらしいと思ったハーブチキン煮込み

タイの小さな唐辛子「プリッキーヌ」と、大量のハーブで煮込まれたチキン。このスープの中にはいろいろな味わいのハーブが入っているのですが、特に珍しいのがタマリンドの葉っぱ。タマリンド自体は甘酸っぱいイメージがあると思いますが、葉っぱは甘みがなく酸味のみ。

タイらしい香りが凝縮されていて、ここでしか味わえないような一品でした。
〆のデザートはこちら

ナンプラーグラニテ!あのナンプラーが使用されているグラニテですよ?!タイって時々驚くような味わいのスイーツがあるので、半信半疑ながら一口味わうと、あら不思議。
ナンプラーの旨味がまるでお醤油を彷彿させるような濃く深さ。ポメロやマンゴーなどのジューシーな果物と、上にのったフライドオニオンがアクセントになり、さっぱりだけど、どこか不思議と食べ合わせのよいスイーツ。不思議と暑い日にぴったり。
これもここでしか味わえないスイーツなので、ぜひ試してみて欲しいです。
まとめ
Khao San Sekは、単なるタイ料理店ではなく、「タイの食材そのもの」を主役にした素晴らしいレストランでした。なかでもカーを軸に、タイ各地の文化や食材の魅力を再発見できるのが大きな特徴です。

PotongのDNAを感じながらも、よりカジュアルで親しみやすい価格帯と雰囲気は、「またすぐ来たい」と心から思えたお店。
何度も通って、全メニュー制覇を目指したいと思います。
最後にタイといえばのこちら

ヤードムのプレゼントがありました。
なんでも、このブランドと Khao San Sek のお店の壁画が同じで、コラボしているとか?ちゃんと聞き取れなかったのですが、可愛いヤードムも記念に嬉しいですね。
Khao San Sek の詳細
| 営業時間 | 火~金 16:30 ~ 22:30 / 土~月 11:30 ~ 22:30 |
|---|---|
| TEL | 097 016 9824 |
| 住所 | 1121 1123 Song Wat Rd, Samphanthawong, Bangkok 10100 |
| 行き方 | フアランポーンから徒歩10分 |
| SNS | HP / FB / Instagram |
| 地図 | Google Mapで開く |

コメント