The China Houseの歴史とChef Fei について
The China House は、かつて高い評価を受けながらも、しばらくの間クローズしていた時期があったという。何年も扉が閉ざされていたと聞くと、期待と同時に少しの不安もよぎるが、再オープン後の姿はその懸念を一瞬で払拭するものでした。

現在キッチンを率いるのはChef Fei。中国料理の王道を熟知しながらも、ただ伝統をなぞるのではなく、「今のバンコクで、どう心地よく食べてもらうか」を常に意識した料理を作るシェフだ。味付けは決して重くなりすぎず、香りや食感のレイヤーを大切にするスタイル。そのため、一皿一皿に芯の強さがありながらも、食後感は驚くほど軽やか。
再始動したThe China Houseは、過去の栄光を振りかざすことなく、Chef Feiという確かな軸を得て、新たなフェーズに入った印象を受けることができました。
ちなみにこちらはマンダリンオリエンタルバンコクの敷地内。つまり、マンダリンオリエンタルのレストランの一部です。

マンダリンに宿泊した時の記事はこちらから
建物の特徴や内観
The China Houseの魅力は、料理だけにとどまらない。建物に一歩足を踏み入れた瞬間から、時間の流れがゆるやかに変わる感覚を覚える。



クラシカルな要素を残しつつ、重厚すぎない内装。

中国建築のエッセンスを感じさせながらも、あくまで洗練されたホテルレストランとしての上質さが保たれている。天井の高さ、照明のトーン、テーブル間の余裕。

どれもが計算されていて、周囲の会話や視線が気にならない。
賑やかな中華レストランというよりは、「静かに料理と向き合える空間」。ランチタイムであっても落ち着きがあり、会食や大人同士の食事にも使いやすい。長い休業期間を経て、この空間が再び息を吹き返したこと自体が、少し特別に感じられます。


1界の個室はそれこそ、非日常感を味わえるプライベートさ。


バーカウンターでちょっと1杯なんていうのもいいですね。

今回は2階に通していただきましたが、こちらも格別な空間。


大きなテーブルもあり、まさに中華レストランです。

どこを切り取ってもおしゃれです。

お得感のあるセットランチ
今回いただいたのは、The China Houseのセットランチ。価格帯は以下の通り

- Dim Sum Set Menu 1,900++
- 2,200++(中国茶フリーフロー付き:菊花茶または烏龍茶)
- 2,500++(中国茶フリーフロー+スパークリングワイン1杯付き)
いくつかセットメニューが用意されており、内容を選びながら自分好みに組み立てられるのが嬉しいポイントだ。特に印象的だったのが、点心のクオリティの高さ。
テーブルコーディネートも美しく、

中華ではお箸が2つセットされているのですが、内側が自分用。外側は取り箸用になっています。

箸休めすらお上品なビジュアル!

左から順に麻辣ピーナツ、茎レタスの漬物、もう一つは良くわかりませんでした。
茎レタスはまさに中国のお野菜の代表だと思っているのですが、この漬物が甘酸っぱくてすっきりしていて止まらない!!

格別な美味しさを感じた料理たち
まず運ばれてきたのは、4種の飲茶

上から時計回りに
- 鮑&海老の焼売:旨味が凝縮されていながら、重さを感じさせない仕上がり
- 豚&野菜の飲茶:角切り野菜の歯応えが心地よく、食感のコントラストが秀逸
- ハッガオ:海老がぷりぷりで、口に入れた瞬間に鮮度の良さが伝わる
- トリュフ風味の点心:ほのかなトリュフの香りと、クワイの実のシャキッとした歯応えが印象的
この点心たちが、今まで食べてきた中でも抜群に美味しいと感じる味わい。この1皿目ですでにお店の虜の始まりでした。今回は友達と被らないメニューで頼むことができたので、仲良くシェアしながら食べることができて一石二鳥!
あ、ちなみの今回は2,500++(中国茶フリーフロー+スパークリングワイン1杯付き)のコースです。

セットに合わせて提供されるイタリア産プロセッコは、点心との相性を考えてセレクトされたもの。繊細な泡が料理を引き立て、ランチタイムを少し特別なものにしてくれる。

ホットティーも頼めます。

ここから”★”マークの付いたメニューは、各カテゴリーで一品ずつ選ぶスタイルとなっています。
★ペストリー
Seafood Spring Rolls with Yellow Chives

これ、さっくさくの春巻き生地に、中の餡がたまらぬ美味さです。
Crispy Black Truffle and Cucumber Pastry

揚げ物でありながら油っぽさは皆無。トリュフや素材の香りが立ち、点心の延長線として自然に楽しめる。
★スープ
Hot and Seafood Soup

大好きなサンラースープはとてもお品の良い味。すっぱ過ぎず、から過ぎず。食べやすいお味です。
Double-boiled Matsutake Mushroom Broth with Bamboo Pith

特に印象に残ったのは松茸のダブルボイルスープ。澄んだ味わいの中に深いコクがあり、身体にすっと染み込むような一杯。
★メイン
Eggplant and Sweet Peas with Thai Basil

これ、絶品!!日本人が間違いなく好きなあじわいです♡
Steamed Yellow Croaker with Fermented Black Beans in Garlic Sauce

素材の持ち味を最大限に引き出した調理で、味付けはあくまで上品。魚料理は火入れが完璧で、ふっくらとした身にソースが優しく絡む。
★ご飯・麺
Lean Pork and Century Egg Congee

この日の気分はおかゆ。優しい中に、大好きなピータンがたまりませんでした。
House-made Yang Chun Noodles with Shrimp Roe in Superior Broth

友達が歓喜してたそうめん。私たちは黄色い卵めんがくると思っていました。タイではなかなか出会えないのでレアメニューです。
どちらも主役級の完成度で、特に自家製麺はスープとの一体感が素晴らしい。
★デザート
Mango Pomelo Sago

とにかく濃厚!!これはマストで頼んでください。
Purple Sweet Potato and Rose Cakes

紫芋の羊羹のような食感で、食後にちょうど良い甘さ。最後まで抜かりのない構成。
全てのコースが終わった後にマンダリンオリエンタルホテルのシグニチャークッキーも出てきます。

下段の胡麻クッキーがめちゃくちゃ美味しかったなぁ。
まとめ
The China House by Chef Feiは、「高級中華」という言葉から想像されがちな重さや敷居の高さとは無縁の存在だ。確かな技術に裏打ちされた料理、落ち着いた空間、そして想像以上にお得感のあるセットランチ。
何年もの時を経て再び動き出したこのレストランは、派手さではなく“記憶に残る美味しさ”で勝負している。バンコクで「ここは良かったよ」と、自信を持って人に勧められる中国料理店を探しているなら、ぜひ一度、足を運んでみてほしい。

The China House by Chef Fei の詳細
| 営業時間 | 11:30~14:00 / 18:00~22:30 |
|---|---|
| TEL | 02 659 9000 |
| 住所 | 48 Oriental Ave, Bang Rak, Bangkok 10500 |
| 行き方 | BTS サパンタクシン駅から専用船あり |
| SNS | HP / Instagram / FB |
| 地図 | Google Mapで開く |

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