ミシュラン3つ星&世界一の称号を持つMauro Colagreco(マウロ・コラグレコ)シェフがタイで腕を振るった4日間の夜 @Cote by Mauro Colagreco[コーテ・バイ・マウロ・コラグレコ]【タイ・バンコク】

ホテル

マウロ・コラグレコシェフ

マウロ・コラグレコシェフを知らない方にも、分かりやすく説明すると

  • 2006年フランスに「Mirazur」をオープン

[1年を待たずしてミシュラン1つ星を獲得]

  • 2012年ミシュラン2ツ星を獲得
  • 2018年ミシュラン3つ星を獲得
  • 2019年The World’s 50 Best Restaurantsで世界一のシェフに輝く

こんな素晴らしい経歴を持つマウロ・コラグレコシェフの名がついたレストランがタイ・バンコクの高級5つ星ホテルのカペラバンコクの中に2020年10月にオープンしました。その名も「Côte by Mauro Colagreco」というフレンチとイタリアンのリヴエラ料理を頂けるお店です。ここのヘッドシェフはフランスのミラズールで5年間マウロ氏の元で活躍されていたお弟子のダビデ・ガラヴァグリアシェフです。若き彼がヘッドシェフとして腕を振るうこのCôteがミシュランの1つ星を獲得したお祝いとして、この度、ついにマウロ氏がコロナ以降、はじめてタイへ訪れるというスペシャルなイベントがありました。その様子を兼ねて、オープンして瞬く間にミシュラン1つ星を獲得したお料理の数々もご紹介していきます。

食材を求めてオーガニックファームへ

今回光栄なことに、タイヘ到着したばかりのマウロ氏と一緒にバンコクで120年以上の歴史を持つ「Poomjai Garden」というオーガニックファームに食材を探しに行くというツアーに同行させて頂けました。

左:マウロ氏 右:ダビデ氏

世界一のシェフに輝いた経歴を持つマウロ氏ですが、とても明るく陽気なお人柄!英語が苦手な私にも、優しく「日本が大好きなんだ〜!早く日本に行きたくて待ちきれないよ!いま直ぐに行きたいのは日本なんだ!」と熱く語ってくれました。この日のツアーに参加していたのは、アジア圏から来たマレーシア・香港・韓国などから来た有名なメディアを運営しているライターさんばかりだったのですが、みんな口を揃えて“日本が好き”と言ってくれていました。今行きたいNo,1国が日本とは、そんな素敵な国が母国で良かったぁと心から感じることの出来る感動の1日でした。(私がもっと英語出来たらな、、、と悔しい気持ちも…頑張ります!)

マウロ氏はオーガニックガーデンにある物珍しい食材を見るたびにすぐさま味見。「これは興味深い味だね」「タイではどう調理するの?」「この渋みは抜けるの?」「これはお花も食べれるの?」など、ガーデンのオーナーさんに沢山質問していたり、右腕であるダビデ氏を何度も呼びフランス語で会話していたりと、とても貴重なシーンを沢山垣間見ることができました。

(動画を切り取ったから画像荒くてすみません。)

タイが大好きというマウロ氏は、タイの食材にとても可能性を感じているそうで、その意向から今回のようなオーガニックガーデンツアーが組まれたそうです。ここのガーデンは今のオーナーさんが3代目にあたるほど長い歴史を持つそうで、チャオプラヤー川からしか来ることができない知る人ぞ知る秘密の楽園のようなスポットでした。お食事もここのフォームで採れた新鮮なお野菜やフルーツを使ったものを頂ける、観光にもオススメできるスポットです。

ガーデンツアーと船の送迎は別なので、カペラからお問い合わせするとガーデンツアー&ボートツアー(到着まで約45分遊船)を組むことが可能性だそうです。

所要時間9:00-15:00の6時間でしたが、ランチ・お寺観光なども間にあり、チャオプラヤーに広がるローカルな風景もみることが出来て、日頃よりよりディープなタイを知れてとても楽しかったです。

Côte by Mauro Colagreco

オーガニックファーム&ボートツアーを終え、夜にはマウロ氏によるスペシャルディナーTHB 12,000++のコースを堪能しました。このスペシャルディナーは2022年4月28日(木)から5月1日のわずか4日間しか体験出来なかったイベントだったのですが、あのマウロ氏がバンコクに来る!とのことで、この為に海外からバンコクに来ていた方もいるほど。約45,000円するコースの予約は即完だったらしいです。流石、世界一に輝いたシェフ。

私にとって初めてのコーテ・バイ・マウロ・コラグレコ。カペラホテルのエントランスから左手に進み、コーテへ行く専用のエレベーター&階段で2階へ進みます。

19:00過ぎ頃にお店に入ったのですが、中から賑わっている声が聞こえてきて、既に沢山の方がいることが予想できました。

ウェイティング&食後にチルするお部屋を通り過ぎ

レストラン部分へと到着します。モダンで落ち着いた雰囲気漂う店内に、既にワインを飲んでいる方々がとても画になる夜景とムードさ

席にはネームカードと素敵なお皿がサーブ済み、ワイングラスの数もお食事前から凄い数です。

先程まで一緒にオーガニックガーデンでツアーをしていたマウロ氏がシェフの格好で再び私たちの前に登場。エプロンを着た姿がより一層彼をイキイキさせてみえるほど、やはりエプロンが似合っていました。目の前でその姿を見れる日が来るなんて、感無量です!!

45,000円のコース

6種類のアミューズとシャンパンから始まるコース。「右から時計回りに一口で食べて下さい」と説明があったのですが、こちらのアミューズはなかなかの大きさ。

出汁香るパフクラッカー、柚子香るセビーチェのせクラッカー、しらすコーンクリームのチーズクラッーの
ムール貝のビネガージェリー
フォアグラムースのシナモンジンジャーブレッド
しいたけマカロン
特製ブレッド
付け合わせはマウロ氏オリジナルのオリーブオイルでレモンジンジャー風味

このブレッド、口当たりクリーミーながら外側はがりっとしているハードさながら、口の中で溶けてなくなる最高な美味しさです。

ここからお料理スタート。

蟹の身、ルバーブゼラチンコーディネートレモンバームソース
レッドパパイヤとレッドキャビアのハマチタルタル
グリンピース、空豆、かぶ、キウイのサラダ

シグネチャーメニューその名も「Green」は新鮮な豆の食感が美味♡こんなの初めて食べました!

手作りブレッド

手作りブレット第2弾は全部食べたいのを我慢して、サワードウだけ頂きました。

アカザエビのお抹茶”オランデーズソース”のホワイト アスパラガス添え
北海道産オイスターのワイルドガーリック&ラルドのポテトフォーム
イシビラメのズッキーニピューレ、ピスタチオ・サフランフォーム
子豚の丸焼きの紫蘇・プラムソース
マスカルポーネ&ストロベリーソルベ、いちご・赤紫蘇のせ
バニラパンナコッタのブラックイチジク・ブラックレモン・ブラック セサミ添え
マドレーヌ
レモンマカロン、柑橘ゼリー、フィナンシェ、フラワーゼリー

ワインペアリング

この日は特別なコースだったので、頂いたワインの数も多めでした。

  • シャンパン2種
  • 白ワイン4種
  • 赤ワイン1種
  • デザートワイン1種

ワインは最近やっとちゃんと好きになって来たし、過去いろんなお店でペアリングもして来たけど、(食べるの好きだから、それに合わせるお酒の世界観も味わいたいので絶対頼んじゃうんですよね。。)今回のコースはシャンパン→白2種→シャンパン→白2種→赤→デザートワインという、圧倒的な白ワインの多さや、またここでシャンパンなの?と度肝を抜かれたようなラインナップでした。1つしか無かった赤ワインが最高に好きなテイストのフルボディで美味しすぎました〜♡

ソムリエさんも凄腕の方で、2016年にタイ国内のソムリエアワードにて優勝したJOYさん。こんなに高い位置からワインを注ぐパフォーマンスに出会ったのは初めてでした。きっと空気に触れさせてるんだろうけど、あっぱれなパフォーマンスです!

お食事の最後にはマウロ氏と写真を撮ってもらえました!ほんとにフレンドリーで素敵な方です^^この写真は家宝にします。

感想

まさか、世界一のシェフの称号を取ったマウロ・コラグレコ氏にフランスのミラズールに行かずしてもお料理を振る舞って頂けて、感無量過ぎました。当たり前にCôteのお料理も全て素晴らしかったのですが、私が感じたことはマウロ氏は本当に日本が好きなんだと思う瞬間がお料理に沢山あったこと。日本人なら当たり前に親しんで育ってきたお出汁や素材の旨味を活かした調理法を、お料理に落とし込んでいると感じ取ることができました。

見た目、美味しさ、空間、全てが整っていてのミシュランなんだなぁと改めてその価値を感じることのできる素晴らしいレストランだと思います。カペラという立地も申し分ないけど、一歩Côteに入れば、良い意味でCôteの世界観しか感じられないくらい、作り込まれた異空間となっています。ここは記念日に再訪したい、今の所No,1のレストランとなりました。マウロ氏がレストランを去る際にまた7月に!と言っていたけど、本当に来日するのかな?だとしたら、めちゃくちゃアンテナ貼っておかねばですね!そんなチャンスそうそうないですから、要チェックですね♡

日本では体験できない。バンコクのコーテ・バイ・マウロ・コレグレコだけで味わうことのできる、世界1の称号を得たシェフとそのチームが織りなす最高峰のフレンチとイタリアンのリヴエラ料理をぜひ体感してほしいです^^

Côte by Mauro Colagrecoの詳細

営業時間12:00-14:00 / 18:00-22:00 (月火定休)
TEL+662 098 3818
住所300/2 Charoen Krung Rd, Yan Nawa, Sathon, Bangkok 10120
行き方BTSサパンタクシン駅より車で5分・船で5分
SNSHP / FB / Instagram
Mailcote.bangkok@capellahotels.com
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