マンダリンオリエンタルバンコクで過ごす特別な夜【 Lord Jim’s(ロードジム)】シェアリングフレンチ

ホテル

Lord Jim’s

約150年の歴史を持つとされるバンコク最古のホテル「マンダリンオリエンタルバンコク」

夕方に訪れたら生演奏中でした

今回ご紹介する2階にあるレストラン「Lord Jim’s」は1976年創業という、老舗中の老舗。

イギリスの作家ジョセフ・コンラッドの小説『ロード・ジム』からの由来で、店内のインテリアもその世界観を反映した豪華ヨットのリビングルームのようなデザインが特徴です。入り口からその世界観で圧倒しながら出迎えてくれます。

そっと隠されたような待ち合いすらも、船の客室の一部かのような夢のある空間。

新鮮な食材たちを横目に、

メインダイニングへと進みます。

このレストランを抜けるように作られた面白い動線を持つ日本食レストランのKINU。行った日はたまたまお休みの日だったそうで、中をみることが出来なかったのですが、盾構えからすごく興味深かったです。

ちなみに、マンダリンオリエンタルバンコクの中にはミシュランで星を獲得しているルノルマンディ(フレンチレストラン)も健在しています。

Lord Jim’sは新しく就任したシェフAlex Dilling氏が考案したシェアリングスタイルでの提供という新しい試み。Alex氏もロンドンで2つ星を獲得するスターシェフの1人だそうです。

メガネをかけているのがAlex Dilling氏

レストランの雰囲気

豪華ヨットをモチーフとした店内

シックでモダン、隅々にまでとても高級感があります。

圧巻だったのは、窓一面に広がるリバービュー

チャオプラヤー川が一望でき、サンセットの時間はまさにゴールデンタイムとなり美しかったです。

レストランの要所要所にシンボルとしてあるうさぎのマークや置物。

なぜうさぎなのか、その理由は明確にありました。

うさぎは家族が大好きで、大切にする動物だそう。その想いはまさにレストランの思考と一緒で、ここには大切な人と仲良く素敵な時間を過ごしてほしいという思いから、お料理のシェアリングスタイルを導入。家族や仲良しファミリーと心置きなく楽しむディナーになってほしいという想いと、うさぎさんの性質が一致したそうです。

サンセットのベストタイミングに訪れたのですが、気づけば窓側の席は満席。好きな席は早く予約した方が良いそうです。

メニュー

冒頭の書き出しがキャビアからなので若干引いてしまいましたが、スターターのお値段は550B〜と意外とリーズナブル。

初めにアミューズが出てきました

チーズがたっぷり中に包まれたスティック状のアミューズ。下にあるトマト仕立てのソースがたまらなく美味しかったです。

始まりのおすすめは生ハムとシャンパンとのことで、全テーブルに出てくるパンの盛り合わせと生ハムを楽しむことに。

この三角形のバターはルノルマンディーのメニューと一緒だそうで、思いがけずミシュランの味を堪能♡風味抜群で塩気もあり、とても美味しかったです!

隣にある丸々と白くオシャレな球体はゴートチーズ。タイ産(ナコンパトン県)のもので、フランス産のものとは全然違う味わいが売りだそう。

シェアメニュー

この日は主人と、仲良しのタイ人友達と4人で行ったのでなかなかの種類を頼めることにワクワク。

さっぱりと爽やかなハマチを使用したフレンチらしい一皿から

MARINATED SEA BREAM

絶品のブリオッシュに挟まった究極のクラブサンド

MINI CRAB ROLLS

一番好きだったクリーミーなソースのパイ仕立て。中に角切りされたお野菜がとても美味しいかったです。

LIMOUSINE VEAL SWEETBREAD & OBSIBLUE PRAWN

1人用よりもシェア用のしっかりとボリュームがあるサイズ感!しっかり分けても1人あたりこれくらいしっかりと食べれました。

ちなみにシェア用の大きなプレートが1人1人に用意されています。

グランドグリルを飛び越し、メインコースは贅沢にも全てをシェアすることに。メインはお肉なので赤ワインと共に

入り口で見た立派なロブスターはこうなって出てきました!

GRILLED WHOLE LOBSTER

これも臭みが一切なく、さっぱりとしていて美味しかった白身のソテー

BRITTANY TURBOT

とってもジューシーで人生で1番美味しかったダック!!!

CORN FED CHALLANDAIS DUCK

見た目も小さめだけど、ジュージーなので食べ応えがありました。

見た目以上にさっぱりとしたドライエイジングビーフ

DRY AGED CÔTE DE BO EUF (1.2KG)

赤肉よりもしっかり育てられた肉みを感じる仕上がりなのでペロリ完食でした。

見た目も美しいラムチョップ。ソースと合わさったオリーブとドライトマトも良いマッチです。

GRILLED LAMB CHOPS

一見とっても贅沢に見えますが、人数がいれば全てをシェアできるので1人あたりのコスパが凄く上がります!!そこそこちゃんと食べれる4人で来たのは大正解でした^^

そういえば、最初の説明で”うちは自社農場があります”と説明されたような気がするのですが、特にお野菜が自慢と言っていたような、、?

付け合わせのメニューも各種本当に美味しくて、メインをより一層引き立てる旨さ。

DUCK FAT TRIPLE COOKED HASH BROWNS・BUTTER LETTUCE – HERBS – CITRUS VINAIGRETTE (手前のサラダ)
SAUTEED PEAS – OLIVE OIL – LEMON – SOURDOUGH
POTATO GRATIN- CRÈME CRU – MONTGOMERY CHEDDAR

特にお気に入りだったのはDUCK FAT TRIPLE COOKED HASH BROWNS!不思議とお魚の味がして、ヘルシーさもあって大好きなメニューでした。

スイーツ

スイーツは別メニューとなっていましたが、ラストはPETITS FOURSが出てくることをメニューから把握。

お料理に比べるとあまりボリュームが大きくないので、3つともペロリでした。全て美味しいのは見た目からして伝わると思いますが、チョコレート類が抜群の旨さ。

70% CHOCOLATE

3点セットでした!

BANANA MILLE FEUILLE

バナナがおしゃれ〜

VANILLA & JASMINE SOUFFLÉ

スフレはふわふわ、マンゴーソース仕立てでタイらしさも味わうことができました。

ラストのはカヌレとキャラメルチョコレート。このカヌレ、人生1美味しかったです。。

PETITS FOURS

普通にお土産に買いたいレベル。

まとめ

敷居が高いと思い、今までで言わずも遠ざけてしまっていまマンダリンオリエンタルバンコク。前回のお友達とのアフタヌーンティーを皮切りに、やっぱりここは来るべき場所!と再認識し、今回人見知り主人とタイ人友達とやってきましたが、人数がいて大正解◎

フレンチでシェアリングできるというスタイルも面白いし、マンダリンの中にありながらもシェアスタイルによって少しカジュアルさも味わうことができるので、思ったより気を張ることはなく、凄く楽しめました。最初のシャンパン、ベジョータ、バターの噛み合わせが最高に美味しすぎて、最初に食べすぎてしまうのだけは注意してくださいね。

Lord Jim’sの詳細

営業時間ディナー 18:30-22:00 木曜定休
TEL02 659 9000
住所48 Oriental Ave, Bang Rak, Bangkok 10500
行き方BTSサパンタクシン駅から専用船あり
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