築120年越えの歴史
バンコクといえば、高層ビルや大型モールが立ち並ぶ東南アジアでも稀な大都会的なイメージを持つ方も多いと思います。実際に東京、韓国と続いて旅行をし、バンコクに戻ってきて“1番凝縮された都会”を感じたのがタイはバンコクでした。
けれど、そんなバンコクの中にも、時間がゆっくり流れているような“旧市街”エリアが今もなお存在します。
今回紹介したいのは、旧市街エリア”タナオ通り”周辺で出会えた小さなブティックホテル「1905 Heritage Corner」。

ラーマ5世時代の歴史建築をリノベーションした、”全3室のみ”の特別感あふれるホテルを詳しくご紹介します。
タナオ通りはどんなところ?
1905 Heritage Cornerがあるのは、バンコク旧市街エリアの一角「タナオ(Thanon Tanao)」

王宮エリアとカオサンエリアのちょうど中間あたりに位置し、昔ながらのショップハウスや寺院、ローカル食堂が立ち並ぶ歴史ある街並みが特徴です。
近くにはラーマ5世時代に建てられた一級寺院のワットラチャポービットなど、歴史を感じるスポットも点在しており、歩いているだけで“古き良きバンコク”を感じられるエリアです。
一方で最近は、おしゃれなカフェやブティックホテルも少しずつ増えていて、“レトロだけど今っぽい”という絶妙な空気感も魅力溢れ、休日になると人が多く訪れるスポットになりつつあります。
今回ブログでは紹介を省きますが、タナオはグルメストリートとしても有名で、いくつも名店があります。
インスタグラムにちらっと載せているので、気になる方は合わせてみてください。
インスタグラムはこちらから
1905 Heritage Corner
タナオの街並みに自然に溶け込むように佇んでいるのが、「1905 Heritage Corner」

名前の通り、1905年頃のラーマ5世時代に建てられた歴史ある建物をリノベーションしたホテルです。
建物自体は、当時の西洋文化の影響を受けた“シノポルトガル・コロニアル様式”で、タイ・中国・西洋の文化が混ざり合う独特なデザイン。クラシカルでありながらどこか温かみのある雰囲気が漂っています。

外観は旧市街のショップハウスらしい趣を残していて、街並みにすっと溶け込んでおり、隣のお店たちとも連なる一棟で成り立っている不思議さ。ホテルに一歩足を踏み入れると、そこにはまるで時間が止まったかのような空間が広がっていました。

靴は抜いで、泊まるお部屋の下駄箱にしまうスタイル

実はこの場所、以前はお茶屋さんとして使われていたそうです。

そんな歴史背景を知ると、建物の中に流れる落ち着いた空気にも納得です。
ホテルスタッフの方によると、宿泊客の90%ほどが外国人旅行者とのこと。日本人旅行者にはまだそこまで広く知られていない印象ですが、私が泊まった日にお隣が日本人の方のようだったので、まさに“知る人ぞ知る隠れ家ホテル”のような特別感です。

たった3室だけの特別感
チェックインを済ませると、ルームキー、Wi-Fiパスワードやレストランの割引券などが入ったセットを受け取ります。




このタイミングで、翌日食べるモーニングメニューを事前に選びます。

今回私が宿泊したお部屋は2階の左側「Superior Queen Room 2」

1905 Heritage Cornerの客室は、なんと全3室のみ。だからこそ、まるで誰かのお家に泊まりに来たかのような、アットホームで温かい空気感があります。
お部屋に入ってまず印象的だったのは、クラシカルなインテリアの数々


アンティーク調の家具や木の温もりを感じる内装、やわらかに差し込む日差しなどもあいまり、どこを切り取ってもノスタルジックな世界観が広がっています。

派手なラグジュアリーホテルとは全く違い、静かで心が落ち着く空間。
アメニティー類は一通り揃っており、コンプリメンタリーのお水とお茶飲み除き、インルームバー(スナックや飲み物類)は課金制です。歩いてコンビニにも行ける距離ですが、リーズナブルな価格なのでインルームバーを使うのもありですね。


窓から見える旧市街の景色もまた魅力的で、外から聞こえる街の音さえ、このホテルでは心地よいBGMのようでした。
シャワーはレインシャワーですがお湯のでは申し分なく、一応備え付けのソープやボディークリームも備わっていました。


朝方である旧市街タナオ周辺は、夜になると閑静で、バンコクにいるのを忘れるくらい静まっています。

全3室ということもあり、連日満室になることも多いそうですが、実際に泊まってみるとその人気の理由がよく分かりました。

クラシカルな朝ごはん
朝食はチェックイン時に事前オーダーしたメニュー。

当日の朝は作り手側によりオーダーが難しいそう。朝ごはんらしいメニューが並ぶ中、タイと言えばのカイガタ

こちらのセットは食パンやフルーツ、サラダも付くフルコースです。

もう一方は写真で魅力的だったポーチドエッグ

リフィルフリーのコーヒーと共にゆったりとした空間でいただきます。


アジアなんだけど、どこかヨーロッパの小さなホテルの朝食のような雰囲気もあり、心地良さは抜群です。
ANYA タイ料理レストラン
今回の滞在でもらったレストランの割引券。

早速ホテルから徒歩歩いて1分の距離にあるANYA Authentic Thai Cuisineに行ってみました。

こちらはGoogleマップでもレビューが多い、タイ伝統料理をベースにしながらも、観光客でも食べやすいよう上品に仕上げられたタイ料理レストランでした。

店内はカフェのようなカジュアルな温かみもあり、旧市街らしいクラシカルな空気感も漂っています。

壁に飾ってあるお料理の写真たちが抜群に綺麗でびっくり!

特に印象的だったのが、タイの夏季の風物詩である伝統料理“カオチェー”を一年中楽しめること。

通常カオチェーは暑季限定(4~5月)のタイ宮廷伝統料理ですが、ANYAでは木・金・土を中心に通年で提供しているそうです。



バタフライピーで鮮やかに染められた香りの良い青いジャスミンライスは必食です。

氷水に浸したジャスミンライスと、美しく盛り付けられた副菜たちは、まるでアート作品のようで食べるのがもったいなくなるほど。繊細で上品な味わいは、日本人にもきっと好まれると思います。
もちろんカオチェー以外の料理もとても美味しく、盛り付けも美しいので、旧市街散策の合間のランチやディナーにもぴったりでした。




まとめ
バンコクにはたくさんのラグジュアリーホテルがありますが、1905 Heritage Cornerは、泊まることでバンコクのディープな街を好きになれるホテルだと感じました。
便利さや豪華さだけではなく、その土地の歴史や空気感、人の温かさまで感じられる特別な場所。
タイ旅行上級者の方々や、違う視点でタイを感じたい“暮らすようにバンコクを楽しみたい人”にこそおすすめしたいホテルです。さらにはバンコク暮らしに疲れてしまった時などの束の間の休憩にも最高な癒しです。
ぜひ一度訪れてみて欲しい歴史ある空間でした。
1905 Heritage Corner
| 営業時間 | CHECK IN 14:00 |
|---|---|
| TEL | +66(2) 041 0102 |
| 住所 | 66, 68 PHRAENG PHUTHON ROAD, SAN CHAO POR SUEA, BANGKOK |
| 行き方 | スワンナプーム空港から車で50分 |
| 言語 | タイ語 / 英語 |
| SNS | HP / Instagram / FB |
| 地図 | Google Mapで開く |

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