トランとは?
タイ南部に位置する世界一に認められた島があるトラン県。手つかずの大自然とローカルの温かさが残る、穴場のリゾート地。
プーケットやクラビのような華やかさはないものの、どこか昔ながらの素朴な雰囲気が心地よく、家族連れにも優しいのが魅力です。小さい子がいる家族にこそ行ってほしい場所として、今回体験した素晴らしいアクティビティをご紹介していきます。
バンコクにいて叶わぬ、海・川・森といった自然アクティビティが充実しているため、都会ではなかなか味わえない体験がぎゅっと詰まっています♡
先日紹介したトランから行ける6つの離島ですが、[ブログはこちらから]アイランドホッピングは未就学児未満の小さな子どもには少し難しくても、今回乗った巨大な筏(いかだ)はベビーカーも乗せれるくらい広大なスペースを持っています。乗って川を下るアドベンチャーなので、体力に自信がない家族でも楽しめますよ。
巨大筏で行くマングローブ川下り
今回の旅のハイライトが、トランで今大人気のアクティビティ 「Khao Chom Pa」で行く、川下り

これはただの筏ではなく、家がそのまま水に浮いてるの?と思うほど巨大な筏ボートに乗って、マングローブの川をゆっくり下っていくアドベンチャーです。
出発地はトランからアンダマン海を繋ぐTa Peという川の麓にある「Khao Chom Pa」ボートツアー会社

ここには簡単なお手洗いと小さな小さな売店があります。お手洗いはここで済ませて行くのがベターです。
ボート乗り場はすぐ直ぐ目の前、

ここから筏ツアーはスタートします。

今回のツアーの料金は大人1人1,500バーツでお食事つき。7~12歳は半額で利用できます。(6歳までは無料)
大人5名分の料金から出航可能のため、友達家族とのシェアが最高にお得!

筏の上には驚くほど設備が整っており、
- お手洗い
- 調理場
- 大量のシーフードを調理できるキッチン
- そしてカヤックまで完備!
「え、ここで生活できるのでは?」と思うほど、快適すぎる空間です。



静かな川を進むにつれて、両側には深い緑のマングローブが広がり、鳥の声と水の音だけが響く癒しの世界。ゆっくりゆっくり水を滑る優しい音だけ響きます。

都会の喧騒を忘れて、自然の中にすっぽり包まれる時間は、家族にとって最高の思い出になること間違いなし。

本気のハイキング!400mの険しいジャングル道へ
そうこうしていると、突然現れるのがジャングルへの入り口。

さぁ行ってらっしゃい、と進められる手には軍手と水があり、はて?となりましたが、一旦受け取り出発。

ここから約400mの険しい道のりを登るハイキングが始まりました。
出発前の軍手と水で薄々気づいてはいましたが、始まって早々に「あ、これ本格的だ」と覚悟は決まりました。実際は想像以上のハードさ!

岩場あり、急斜面あり、ほぼジャングル。木の根を掴みながら進むような場面もあり、運動が得意な大人でも息が上がるほどハードです。


※子どもや体力に自信のない方にはおすすめしません。
たった400mの道のりなのに、心折れそうになりながらも頑張って登りきった先に待っていたのはこちら


目の前に広がる広大なマングローブ!!



凄すぎて感動、、。涙が出るほどの絶景です。
山の上から見える景色は、登った人だけに許されるご褒美。日常では味わえない達成感と、自然のエネルギーに満ちた瞬間です。

ただ、日差しがとても暑く写真を撮っていたスマホからも悲鳴が。

少しして、またハードな道を戻ります。
自由にカヤック体験!
ハードな山道を下った後は、筏に積んであったカヤックでクールダウン。

静かな川を自分のペースで漕ぎながら、四方に広がるジャングルの景色にのびのびと癒されます。カヤックが“自由に使える”のも、このKhao Chom Pa ツアーの魅力のひとつ。

2人まで乗れるカヤックが4艇あったので、1人、もしくは親子で冒険してみるのも楽しい時間です。
登山で疲れた体に染みた筏の上でいただくシーフード
筏に戻ると、だんだんと進んでいたランチタイム。

スタッフさんがその場で調理してくれる温かいご飯が待っています。

嬉しかったのが、蟹が食べ放題ということ♡自分たちで剥くのは大変だったけど、ぎゅっと身の詰まった蟹は新鮮で美味!

その他のタイ料理と地元の方々の味付けで美味しくて、幸せな時間でした。
ここで頂いたランチ内容は
- 新鮮なカニ
- 大きなエビ
- 貝の盛り合わせ
- タイオムレツ
- ゲーンソム(南タイの辛いスープ)
- 白身魚のソムタムがけ
自然の中で食べるご飯はどうしてこんなに美味しいんでしょう。
龍の背中のような白砂浜
ランチを食べながら筏がさらに川を下り、アンダマン海へ近づくと現れるのが「Dragon’s Spine Viewpoint」

Dragon’s Spine Viewpointとは、上から見ると長い白砂浜がまるで龍の背中のように見えることからその名がついたそう。

人がおらず、本当に“タイのモルディブ”と言いたくなるほど透明感のある海が広がり、ここもフォトスポットとなっています。
海の手前に誰もいない細長い砂浜がスーッと伸びている景色は、言葉を失うほどの美しさ。ドローンで撮った情景がいろんなSNS上でみることが出来ますが、圧巻です。ぜひ訪れてほしいスポットです。
折り返しはおやつタイム。



ひたすら筏の上でお料理してくれていたお母さん、ありがとう。

帰りは小さな売店でタイ南部料理のゲーンソムを買って帰りました。


トラン街巡り!可愛いカエル顔サムローに乗る旅
自然アクティビティの後は、トラン市内へ戻って街巡り。
ここで乗るのが、トラン名物の「トゥクトゥク フア ゴップ(ตุ๊กตุ๊กหัวกบ)」


という“カエルの頭に”見えるトゥクトゥクでツアーをします。基本的には街のあちこちにいます。

これがもう本当に可愛い!

料金はとても良心的で、1時間 4〜5人乗っても250バーツ(約1,200円)

街には美しいアートが点在していて、サムローに乗って巡るとあっという間にトランの魅力にどっぷり浸れます。
たった1時間で巡ったのは ① エメラルドケーブ

② ゴムの木アート

③ ジュゴンアート

④ Welcome トランの壁画


などなど。ローカルなお店も多く、胡椒入りのお菓子などトランならではのグルメも楽しめました。


まとめ
家族で行きたくなるトラン旅。いかがでしたでしょうか。
元々、行きたい土地にリストインしていましたが、タイ観光政府の南の県紹介の一環として参加させてもらい、トランの魅力を端から端まで堪能することができました。
この巨大筏ツアー&街巡りは同日です。小さい子がいる家族にこそ、ぜひ一度訪れてみてほしいトランの大自然。子どもにとっても大人にとっても忘れられない思い出になるはず。ぜひ次の旅先にトランも検討してみてください。
ちなみに寝台列車もありましたよ^^


コメント