RAU Kyoto × Ksanaのスペシャルコラボ【Ritz Carlton Bangkok(リッツ・カールトン・バンコク)】で味わう日本の美学アフタヌーンティー

カフェ巡り

世界が注目する RAU Kyoto の美学

今年の結婚記念日は、休日だったので夫婦そろってお出かけに。

向かった先は、バンコクのラグジュアリーホテル「ザリッツカールトンバンコク」にて、2日間限定で開催された「RAU Kyoto x Ksana BKK Afternoon Tea」

今回の主役は、日本が誇るパティシエ高木幸氏。

彼女がエグゼクティブパティシエを手掛ける「RAU Kyoto」は、京都・四条河原町の「GOOD NATURE STATION」内に店舗を構えるパティスリーブランド。

洗練された造形美と、繊細な味のバランスで世界中から注目を集めており、フランス菓子の技法に和の感性を融合させた革新的な作品が特徴です。

そんな高木パティシエが来泰し、バンコクで自身初となるアフタヌーンティーを手掛けるということで、まさに”幻のイベンド”。

通常、RAU Kyotoでは通常サイズのみのご提供で、高木パティシエがアフタヌーンティーサイズで作ったのも初の試みだそう。

Ksanaが魅せる日本茶の魅力

もう1つの主役は、タイの人気ティーブランドKsana

日本茶を現代的に再構築し、香りと味わいの深さを引き出すそのスタイルは、タイ国内でも新しいムーブメントを起こしています。しかも、このお店を切り盛りするのがタイ人だというのだから驚き。

今回のアフタヌーンティーでは、

  • 玉露
  • 臼茶
  • ほうじ茶ラテ

3つのキーとなるティーと、それぞれのスイーツに合わせて最適なペアリングティーを楽しむことができます。

例えば玉露は、最初はすっきりとした旨味、そして後味には出汁のような深みを感じる味わい。

セイボリーと合わせると、まるで日本の味覚がそのまま口の中で再現されたような不思議な感覚がありました。

ペアリングによってお茶の新しい側面を引き出しており、「お茶ってこんなに奥深かったのか」と改めて考えさせられる一杯でした。

Ksanaは現在、セントラルパークに新店舗をオープンしたとのことで、日常でも感動を楽しめる味わいに出会えます。

The Ritz-Carlton Bangkok コラボ

今回はタイのアフタヌーンティー、いや、パティスリーを食べる上で、マストに抑えておきたい Sylvain Constans(シルヴァン・コンスタン)氏の夢のコラボレーション。

タイのアフタヌーンティーを語る上で、彼の名前を外すことはできません。

高木シェフとシルヴァン氏の手によって生まれたメニューは、まさに日仏の美学が融合した 夢のコラボレーション

スコーン2種

RAU Kyotoで味わえるケーキをミニサイズに落とし込んだラインナップ

気合いを感じるそれぞれのパティスリー。雫が美しく滴る花瓶をイメージしたこちらから

Bin (花瓶)

ラズベリーとアールグレイの香りがふわりと広がり、上品で華やかな味わい

Yama(山)

モンブランを意識してるそうな、白い山。カシスソースの酸味とナッツの香ばしさ、シナモンの温かみが重なり合い、まるでクリスマスのような幸福感に包まれます

Tane (種)

見た目が圧巻の種。きなこのような香ばしさとピスタチオの濃厚なクリーミーさが絶妙に調和し、日本的なエッセンスが溢れる逸品

TAKI(滝)

エチオピアにコーヒー豆を探しにいった際に、インスピレーションを受けた滝を表現したそう。食べてみてほしい、お上品なチョコレートムースケーキ

ASU (明日)

崩してびっくり。中にはパッションフルーツが入っていたりするシグニチャーケーキ。アステラ文明時代に薬でも使用されていたことがあるショコラトルからヒントを得て、すごくライトな仕上がりを目指したそう。マリーアントワネットなど高貴さを詰め込んだ唯一無二のテイスト。

Almond Rose Pie

最後にいただいたアイスほうじ茶ラテは、まるでナッツやコーヒーのようなコクと香ばしさを持ちながらも、後味は驚くほど軽やか。

美味しかったな♡

スイーツでまとまっているのに、一連の流れがまるでコース料理のように構成されており、見た目・味・香りのすべてに物語がありました。

特別な日を彩る、至福のアフタヌーンティー

今回のメニューは2日間限定の特別開催で行われたスペシャルイベント

1人あたり
1,600++バーツ(ティーペアリング付き)
2,500++バーツ(シャンパーニュ付き)

決して安くはない価格ですが、世界トップクラスのパティシエとタイトップの日本茶専門家、そしてリッツ・カールトンのペストリーチームが創り出す体験と考えれば、まさに”特別な日を祝うのにふさわしい”贅沢な時間でした。

今回はタイ人仲良しのお友達が代わりに予約してくれて、ウェディングアニバーサリーをしてくれました。

以前も別の友達にここでお誕生日祝いをしてもらったことがあるのですが、その時の同じ真っ白でふわふわのムースケーキ。これを見るだけで幸せが蘇る、私の中で思い出のケーキです。

雨季終わりの天気雨がシトシトとルンピニー公園を包み、穏やかな午後。時折窓から差し込む柔らかな光と、アフタヌーンティーの鮮やかさと、香り立つそれぞれのお茶たちに心から癒しの時間を感じることができました。

まとめ

味わいの中に宿る日本の美。「RAU Kyoto x Ksana x The Ritz-Carlton」

Bangkok のコラボレーションは、単なるスイーツイベントではなく、「日本の美学」✕「フランスの技術」✕「タイの感性」が融合した、まさにアートのような体験でした。

これほどまで世界に影響を与える日本食や日本の感性。真っ直ぐに嬉しい気持ちです。

全てが五感に響く特別な記念日となりました。

今回の限定メニューは終了していますが、リッツ・カールトンでは秋の新しいアフタヌーンティーも登場しています。

また、Ksanaの新店舗では、あの感動の日本茶ペアリングを再び体験することができます。また誰かのお誕生日にも訪れたい、素敵な空間です。

Ritz Carlton Bangkok の詳細

営業時間13:00-17:00
TEL+66 2-1807777
住所189 Witthayu Rd, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
予約SNS
SNSHP / Instagram / FB
地図Google Mapで開く

コメント