アマンナイラートバンコク(Aman Nai Lert Bangkok)開業初年に迎える特別なクリスマスディナー@Arva

その他

アマンナイラートバンコク

2025年4月に開業し、半年が経ったアマンナイラートバンコクホテル(Aman Nai Lert Bangkok Hotel)

以前アフタヌーンティーで行った時の記事で紹介をしているのですが、ホテル名に付いた”ナイラート”とは、このホテルのオーナーであるナイラート家から取ったもの。

アフタヌーンティーの記事はこちらから

ナイラートさんはタイに新しい文化を持ち込んだ著名な方で、氷、バス、レモネードなどが特に有名な代表格です。

日本の天皇家とも交流があったそうで、それらの歴史はホテルのある同敷地のナイラートパークに位置するナイラート生家の跡地である歴史館で学ぶことができます。

初のフェスティブシーズン

今回は開業して初めて冬を迎えたアマンのフェスティブディナーを楽しみに、ARVAへ訪れました。世界のアマンホテルのイタリアンレストランの象徴であるレストラン「ARVA」

アマンナイラートバンコクでは、上階のロビーフロアである9階にあります。(エレベーターでLフロアへ直通)

夜のアマンナイラートへ足を踏み入れるのは、初めて。

ロビーフロアでは、陽が落ちてホテル内のライトが美しく映えるような温かく心地良い空間へと代わり、お昼間の雰囲気ともまた一段と異なります。

初めて迎える記念すべきフェスティブシーズン一発目のクリスマスツリーはこちら

南洋杉を使い、タイではお寺などでお願い事を書く時なんかに使うメジャーな金色の菩提樹の葉モチーフが一面を取り囲んでいます。アマンらしさが溢れ出ており神秘的で素敵。

また、こちらのツリーはアマンナイラートバンコクホテルの施設を利用しなければ(宿泊せずも可)見に来ることさえできない特別感がアマンらしく、さらに心を躍らせてくれます。

そんなツリーを後に、仕切りのないオープンエリアの作りが珍しいARVAのディナー会場へと入ります。

ARVA(アルヴァ)

メインシェフはイタリア出身、パティシエにはフランス出身のシェフが腕を振ります。

今季いただける期間限定のフェスティブメニューは2025年12月20日から2026年1月4日までの約2週間楽しむことができます。

「旬の食材と、大切な人と集う喜び」を大切にしたメニューは、シェアでいただくお料理をベースにし、ホテルの方々がきちんと取り分けまでしてくれます。

A Heritage Festive Appreciation メニュー

この日は沢山のメニューをいただきましたので、それぞれ順番にご紹介。

まずは、自家製のフォカッチャ

オリーブとドライトマトが入り、ジューシーさも感じるほわほわな生地。このドライトマトが驚くほど甘く美味しくて、オリーブ&バルサミコを混ぜたオイルに浸して食べるひと口目は至福の時です。パンも一緒に来ました。

イタリアのフェスティブシーズンといえばと紹介されたこちら

Ostriche Gratinate

グラタン仕立てになったオイスター。ガーリックとチーズの風味が強くあるものの、中のオイスターの塩味も負けない、とてもバランスの良い組み合わせになっていて、オイスターとガーリック好きの私に刺さったメニューです。とても美味しい!

続いてセビーチェ

Battuto di Gamberi e Caviale

赤エビのセビーチェはテクスチャーがとろとろで、レモンとキャビアの風味と相性が良く、添えられたラティチェロと呼ばれる生クリームのようなものが濃厚さを醸し出しており、爽やかだけど印象にも残るメニュー

フェスティブシーズンの前菜に相応しいこちら

Carpaccio di Manzo e Tratufo Bianco

とろけるように柔らかい優しく熟成ビーフと、ふんだんに乗った白トリュフが香り豊か

ここからパスタにシフトします。トラディッショパスタ

Bottoni al Tartufo Bianco

マッシュルームとチキンのお出汁が効いたスープが濃厚であり、懐かしさもあり、とても美味しいスープ!中身がぎゅっとつまったボタンの形をしたパスタと白トリュフが添えてあり贅沢の極み

本気のリゾットはこんな感じなのか!と驚いたこちら

Risotto al Franciacorta, Ricci e Limone

日頃イタリアンで食べているリゾットよりも結構硬めのテクスチャーで、お米の芯を感じれるほど。レモンの香りがさっぱりしつつも、優しめのクリームリゾット。ウニの濃厚さで一気に口が華やぎます

メインはまずみんな大好きホタテから

Cappasante

白トリュフの味が引き立つように、優しいクリームと香ばしいホタテのコンビネーションは、口に入れる度に幸せ〜と思えるメニューです

これまた度肝をぬかれた

Brasato Al Barolo

ほろっほろに煮込まれた牛肉は、しっかりと赤ワインベースのソースが染みこんでおり、大好きなアーティーチョークとの合わせも最高!

フェスティブに相応しい

特別な方法で肥育した高級雄鶏肉を使用した、見た目もフェスティブを感じるポルチーニ茸のカポン。先程のお肉と同じ赤ワインベースのソースと同じで、柔らかいテクスチャーが際立つカポン。中の栗はホクホクと歯応えがあり、柔らかいお肉との面白い組み合わせ。添えられたジェリーとラフランスの甘露煮みたいなのを混ぜたものは少しマスタードが効いていて、味変にも最適。

ドルチェ

フェスティブディナーの最後を彩るのに欠かせないのはパネトーネ。

まーるく綺麗に焼き上げられた出来立てのパネトーネをその場でカットし、仕上げてくれます。

たっぷりのミルクとチョコレートソースをかけていただく少しアレンジが加わったパネトーネはクリスマスに相応しい味わい。

また、こちらも試してほしい

Spumone alla Vaniglia

クリスタルバニラのケーキのバニラは、タイで栽培されたバニラビーンズを使用しているそうで、とても珍しいもの。タイではこのクリスマスバニラを使っているお店が2つしかないそうで(もう一軒はプーケットにあるそう)、実質バンコクで試せるのはここだけ。香り高いバニラは上品で高貴な味わいでした。

デカフェとともに美味しくいただきました。

2日限りの限定コース

上記で紹介した各メニューはフェスティブ期間中に食べることが可能ですが、さらに特別感を感じたい方は、クリスマスとニューイヤーが狙い目!

クリスマスランチにはコース仕立てで味わえる特別なメニューがあります。

12月25日のみ

おひとり様 6,500++ で世界に認められる味を体感することができます。

また、ニューイヤーとなった1月1日 にもコース仕立てのランチが提供されるとのことで、この機会にアマンの雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。

まとめ

全部がツボを抑えてくるアマンナイラートバンコク。今回のARVAでのイタリアンは、日頃私たちが街で食べる味付けよりもかなりお上品に仕上げられており、イタリアンの概念を変えられる体験となりました。フェスティブに相応しい数々の豪華なメニューはシェアする楽しさも相まって、より一層思い出に残りました。

特に今でも忘れられないのがBrasato Al Barolo。こんなに美味しく仕上げられたお肉は久しぶりに出会いました。

ARVA の詳細

営業時間LUNCH 12:00~14:30 / DINNER 17:30~22:00
TEL+66 2 035 1111
住所1 Soi Somkid Bangkok 10330
行き方BTS チットロム駅から徒歩5分
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